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[Updated October 16 ]


安全性・居住性売ります

免震ハウジング公開実験

優れた効果を再確認

概要 掲載紙
 鹿島は25日、 地震に強い新しい集合住宅として提案している「鹿島免震ハウジング」について、 東京・調布の当社技術研究所で振動台実験を公開した。

 鹿島免震ハウジングは、 ゴムと鉄板が幾重にも重なり合った「積層ゴム」を集合住宅の基礎部に取り付け、 建物全体を地盤から浮かせることで、 一般の建物より揺れが小さく、 安全性、居住性の高い空間を可能にする住宅である。
 通常、 地震時には一般の建物は階数が上になるほど揺れが大きくなり、 最上階だと地上の2倍もの揺れになるが、 免震装置を入れた建物では、 最上部の揺れは1/3から1/5に抑えることが出来るため、 構造躯体をはじめ設備機器や仕上げ材、家具などの破損が防げ、 さらに家具の転倒や落下による被害が最小限に抑えられる特徴がある。

 公開実験では、 コンピュータ解析による免震、非免震の2種の応答波でそれぞれ振動台を揺らし、 モデルルーム内の家具や備品がどのような挙動を示すかを再現した。
 その結果、 非免震のケースではモデルルームが激しく揺れ、 家具類が加振開始とともに瞬時に転倒したのに対して、 免震化した場合だと、 天井照明のみが揺れる程度という優れた免震効果が確認された。
 当社ではこの実験結果をもとに、デベロッパーらに採用を働きかけていく。

建設工業新聞
'95.8.28

建設産業新聞
'95.8.28

建設通信新聞
'95.8.28


部分固化でコスト半減

地盤の大地震対応液状化対策

筋交い固化工法を開発

概要 掲載紙
 鹿島は、 セメント系固化材で形成される柱列杭などを組み合わせた部分的な地盤の改良で、 地盤全体を固化した場合と同等の効果を発揮できる新しい液状化対策工法を開発した。

 地震時の液状化対策工法のうち、 理論上最も有効なのは地盤を固結させる固化工法とされているが、 周辺地盤全体をセメント等で固結するため、 品質過剰となりコストアップにつながるという難点があった。 そのため本格普及には至っていなかった。 そこで当社では、 鉛直固化に斜め固化や筋交い固化を組み合わせる「部分固化」に 3年前から着目してきた。

 今回開発した「筋交い固化工法」は、 地中に形成した鉛直の固化体(柱列抗あるいは連続した壁)に、 新たに斜め方向や筋交い状に形成した固化体を部分的に付加することで 地震力に対する抵抗力を高める。

 同工法の有効性は、液状化解析プログラムによるシミュレーションと 実地盤内の上載応力状態を再現できる遠心模型実験により、 阪神大震災級の強い地震動でも液状化を阻止できることで確認されている。 また経済性の面でもこれまでの全体固化工法に比べ、 50%程度のコストダウンが図れるほか、 部分固化のため工期も短縮される見通しが得られた。
 当社では、近く実験レベルの現場実証施工実験を実施し 機能を検証した上で実用化を図る方針である。

日経産業新聞
'95.8.29

日刊工業新聞
'95.8.29

日本工業新聞
'95.8.29

建設工業新聞
'95.8.29

建設産業新聞
'95.8.29

建設通信新聞
'95.8.29


既設道路橋に適した

小変形で大きな免震効果

施工も容易な免震技術

概要 掲載紙
 鹿島とオレイス工業、ブリヂストンの3社は、 すべり支承と高減衰復元デバイスにより、 既設の道路橋を簡単な施工で免震化できる新工法を共同開発した。

 本工法は、既存支承をそのまま利用し、すべり支承に改造するとともに、 橋脚にブラケットを取付け高減衰復元デバイスの設置スペースとするもので、 橋桁の変位量が少なく、 既存支承を全面的に免震支承に取替える工法に比べ施工が簡単で、 工費も大幅に削減できるというもの。

 すべり支承は、ステンレス板とテフロン板ですべり面が構成され、 橋桁重量を支持するためのものであり、 高減衰復元デバイスは、 高減衰ゴムがせん断変形することによって大きな減衰を得ることのできる 鉛プラグ入り積層ゴムにより制作されたものであり、 地震後に橋桁を元の位置に戻すための復元力と、 ゴムの履歴による減衰を付加するためのものである。
 免震ゴム支承を用いた既往の免震化工法との違いは、 すべり支承の摩擦減衰と高減衰デバイスの履歴減衰という2重の減衰付加により、 橋桁の変位を小さく抑えつつ、 地震時の橋梁の応答を大幅に低減することが可能だという点である。
 施工的には、既存の支承を利用してすべり支承に改造するため、 アンカーボルトの付替えなどによって生じる 橋脚や主桁のはつり工事がほとんど必要なく、 橋上の交通に影響なく行えるため、
また、高減衰復元デバイスは、 橋脚に取付けたブラケットを利用することにより、 設置スペースの制約を受けないため、 容易かつ短期間に施工可能であり 既設道路の耐震補強に有効な工法である。

 当社が行った振動台実験では非免震に比べ 橋桁の加速度や橋梁の変形を3割から4割も低減できることが証明されており、 今後は積極的にPRしていく方針である。

日経産業新聞
'95.9.8

日本経済新聞
'95.9.8

日刊工業新聞
'95.9.8

日本工業新聞
'95.9.8

建設工業新聞
'95.9.8

建設産業新聞
'95.9.8

建設通信新聞
'95.9.8

朝日新聞
'95.9.8


7月

 1995年7月度においては、 大型風洞システムの完成と、 地盤調査車「Geo-Explorer」の被災地神戸での活躍および 「平成7年兵庫県南部地震被害調査報告書」の作成 の3つが、いくつかの新聞に取上げられました。


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