長大・大断面トンネルの火災安全対策を合理的に設計します
トンネルの火災安全確保の新しい流れの創造
目的や性能を明示した火災安全設計の必要性
近年,トンネルは長大化,大断面化となる傾向にあり,また大断面化に伴って貨客の輸送路としての独立した使用目的だけに止まらずに情報やエネルギー系路との共存など複数の目的で使用されるようになってきました。
さらに,長大あるいは海底トンネルにおける現行の危険物大量輸送に係わる制約は,経済活動の活性化を制限する一因ともなり,特に国家間を結ぶ海底トンネルなどでは規制緩和や適切な条件設定が望まれています。
しかしながら,我が国の現行の火災安全確保のための法体系は経験に基づく仕様書的な規定で,新しい安全技術の発展や合理的な安全確保にとって解決すべき課題の一つとなっています。
そこで鹿島技術研究所では,自治省消防研究所,通産省資源環境技術総合研究所と共同で矩形及び馬蹄形断面の模型や実大トンネルでの燃焼実験を繰り返し実施しました。
その結果を基に,人命の安全確保,公共性の維持,消防活動の円滑化などの目的を達成する手段の評価を行なうための目的指向型の定量的な設計・評価手法を開発しました。
この設計法の開発によって,全く新しいトンネル空間と安全対策の創造が,これまで以上の火災安全性を確保しつつ,さまざまな制約を取り除き,自由に経済的にも合理性を高めて実現可能となりました。
ご意見・お問合せ
All rights reserved, Copyright (c) 1995 KAJIMA CORPORATION