コンピュータを地震から守る
加振状況
背景
1978年の宮城県沖地震や1983年の日本海中部地震では,建物が健全であるにもかかわらずコンピュータが破壊したり,機能を停止するといった被害が発生しました。
これは,地震動が建物内で増幅され,コンピュータに非常に大きな力が加わったためです。
コンピュータによる情報処理システムが経済活動や国民生活に深く定着した現在,システムの破壊や機能停止が社会へ及ぼす影響は計り知れません。
免震床システムは,これらシステムの安全・信頼性向上のために開発されたものです。
構造
免震床システムは,建物床に水平及び上下方向の地震動を低減するベアリング支承を設置し,更にフリーアクセス・フロアと呼ばれる床を設けたものです。
ベアリング支承は,建物床に設置するすり鉢状の受け皿と免震床に取り付けるボールベアリングで構成されています。
ボールベアリングは,平常時にはすり鉢状の受け皿の中心(最下点)にあり,地震時には受け皿の面上を転がることによって建物床から免震床に入力する地震力を低減します。
地震がおさまると,重力によって自然に平常時と同じ受け皿の中心に戻ります。
なお,ベアリング支承には,水平方向の地震動のみを低減する2次元支承(BB-Nタイプ)と上下方向の地震動を低減するコイルスプリング(BB-Sタイプ)あるいは空気バネ(BB-Aタイプ)を組み合わせた3次元支承の3種類があります。
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