複数のボーリング孔を用いて岩盤内の地圧を3次元的に評価する試験技術です。
水圧破砕法による地圧測定
岩盤内に構造物を建設する場合,地圧に関する正確な情報は構造物に対する外力として設計における安定性評価に必要不可欠となります。
ボーリング孔内のパッカーで区切った試験区間に送水し圧力を上昇させると,孔壁が小規模に破砕し亀裂が生じます。圧力解放後,再度送水して,亀裂が開いたときの水圧と送水を停止して,亀裂が閉じたときの水圧と亀裂の方向から3次元地圧を求めます。
この測定法は,応力の直接測定法であり,室内試験を介さず高精度の地圧の算定が可能,操作が簡便,計測費も低廉,大深度における地圧の測定が可能,等の特徴を持っています。
地圧測定法 −水圧破砕法と応力解放法(従来法)との比較−
測定項目
作業性,費用
適用深度
水圧破砕法
水圧
亀裂の方向
簡便,低廉
大深度での測定が可能
応力解放法
*
解放ひずみ
測定ごとに計器の埋設,オーバーコアリングが必要
較正係数(ひずみを応力に変換)を求める室内試験が必要
孔井深度はオーバーコアリングが実用的に可能な約20m以内に限定される
*ボーリング孔にひずみ計を埋設し,その周囲をオーバーコアリングしたとき生じたひずみ(解放ひずみ)より地圧を算定
測定装置
水圧破砕法測定手順
測定例
水圧破砕法による地圧の算定
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