安全で合理的にかつ迅速に解体・破壊範囲を調整できる爆破解体

制御爆破によるコンクリート破壊状況
特徴
制御爆破工法は,大規模土木構造物,地下構造物及び商業用原子力発電施設などマッシブな鉄筋コンクリート構造物を大量で合理的に解体撤去するのに適しています。制御爆破は,低爆速のアーバナイト爆薬を装薬孔内に空隙をもたせて装填し,この空隙を緩衝材として爆破時の衝撃力を弱めたもので,破砕片飛散・粉じん・振動・騒音を極力抑制し,残存部を損傷させずに鉄筋コンクリート構造物を安全に解体撤去することができます。
制御爆破の特性
本工法は,爆破初期に発生する衝撃圧力によってコンクリートをひびわれ破壊させ,その後,ガス圧力で破壊を拡大させます。また,一般に用いられている発破より静的な爆破であるため,鉄筋コンクリート構造物の特徴に応じてコンクリート部位の破壊範囲が調整できます。コンクリート破壊に伴って発生する粉じん,振動,騒音などは従来の発破より小さくなります。

装薬孔内に生じる圧力波形
装薬設計と破壊挙動シミュレーション
- 装薬設計では,鉄筋コンクリート構造物の形状寸法,鉄筋の配筋状態などから,爆破手順を決め,1発破当たりの鉄筋コンクリートの容積を設定し,装薬方法(装薬深さ,最小抵抗線長さ,孔間隔等),1孔当たりの薬量(鉄筋の拘束力を考慮した爆破係数含),段発・斉発方法,芯抜き・払い方法などの仕様を決定します。
- 装薬仕様をもとに爆破した場合のコンクリートの破壊挙動について,個別要素法(DEM),衝撃解析用有限要素法(DYNA3D)で破壊挙動シミュレーションを行い,最適な制御爆破の方法を提案することができます。
破壊領域シミュレーション

(1)DEMの破壊領域の評価

(2)DYNA3Dの破壊領域の評価
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