
鹿島(社長:梅田貞夫)は、企画・基本計画・実施設計・リニューアルまで、あらゆる段階、あらゆる建物に適応する独自のLCC(ライフサイクルコスト)評価システムを開発し、これを活用したライフサイクルエンジニアリングビジネス(KLEAD*注1)を開始します。
このエンジニアリングビジネスは、経済性の観点から建物を見て、建物活用期間またはライフサイクルにわたる評価を行います。提供するエンジニアリングサービスの例としては、通常のLCC、長期修繕計画算出の他、事業計画判断、建て替えか否かの投資判断、リニューアル・補強投資判断、有期限建築の総投資金額算出、設備機器更新判断、長寿命化対応、不動産証券化対応の長期修繕積立費用算出などがあります。
*注1Kajima Life-cycle Economic Analysis & Design(商標登録出願中)

土地神話の崩壊とともに、土地政策が「所有から有効利用」に変更され、市場全体も「規制の時代」から「市場の時代」へと変化しつつあります。これによって、不動産に対する価値観が大きく変わり、不動産を所有することに価値を見出すのではなく、不動産を活用することに価値を見出す時代となりました。そのため、経済的評価の重要性が以前にも増して高まってきています。また、企業(顧客)の本業に貢献する不動産、利益を稼げる不動産、利用期間を限定した建物・施設、売却価値の高い不動産、証券化しやすい不動産 など建物所有者のニーズも経済性を軸に多様化しています。
このようなニーズに対して、建設時点だけでなく、建物の利用期間 あるいは、ライフサイクルに着目して総費用を算出し、合理的な投資判断に役立つ評価コンサルティングサービスが求められるようになってきました。
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独自のLCCを活用したライフサイクルエンジニアリングビジネスの特徴
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- リニューアルまで適用可能な評価システム
事業企画段階から基本計画段階、実施設計段階さらにはリニューアル段階まで適用可能なLCC評価システムを使用します。リニューアル時に異仕様・異機種へ更新した場合も含めて検討し、経済性の観点から評価します。
- 耐震補強、有期限建築などの投資判断
LCCにより最適投資時期を判断し、グラフに表示し、提案します。
- 経済性と環境配慮の調和した建物を提案
LCW(建物生涯の建設廃棄物予測プログラム)、KLEAST(鹿島版ライフサイクルアセスメント(LCA)評価プログラム)と組み合わせることにより、顧客ニーズの範囲内で 環境に配慮した経済性の高い建物を提案します。
- 診断業務と組み合わせることにより実情に即した判断を提供
耐震診断、劣化診断、省エネ診断などと組み合わせることにより、実情に即した判断資料を提供します。
- 事務所だけではなく、あらゆる建物種別に対応
事務所・学校・店舗・ホテル・病院・集合住宅・工場・倉庫等のあらゆる種別のLCC計算を行います。
- デューディリジェンス用長期修繕積立費を迅速に算出可能
鹿島オリジナルLCCデータを利用し、迅速に算出します。
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エンジニアリングビジネスの範囲を更に拡充し、顧客のあらゆる投資局面でのご相談に応じます。
同ビジネスは、設計・エンジニアリング総事業本部内の専任グループが建築・設備含めた立場で対応します。なお各支店には受付窓口として機能する部署を設置する予定です。
- 「デューディリジェンス」とは、不動産あるいはこれに関する権利の取引において契約締結前に当該不動産のリスクをあらゆる側面から調査分析し、経済的価値を算出すること。長期修繕積立費の算出にLCC手法を活用している。
- 「PFI」(Private Finance Initiative)では、例えば初期建設費とある期間の建物の維持管理費を元に賃料を設定し入札が行われる。LCCの値が投資判断の鍵となる。
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